11月19日、今年も「ひた森勉強会2024」がスタートしました。広報チームは未だ林業初心者のまま、今年もレポートを担当します。
第1回の会場は「ひた森勉強会2023」と同様に、日田市大山町の「田来原美しい森づくり公園」。今年度は16歳から62歳まで、日田市内のみならず遠くは宮崎県から(!)、総勢14名の受講生が全4回の講座で学びます。
林業の未来を担う人材育成の必要性
まずは日田中央木材市場代表取締役で、ひた森の担い手づくり協議会の諌本会長が挨拶。
ひた森の担い手づくり協議会・企画専門部会長でナンブ木材流通代表取締役社長の武内さんやマルマタ林業の合原万貴さん、日田市林業振興課の皆さんなど、日田地区の森づくりを推進するメンバーが勢揃い。
2023年に協議会が生まれた背景にある、「造林・育林の担い手確保が進まなければ、市内面積の約8割を占める森林を豊かな資源として残せなくなる」という危機感を新たにしました。
この日の予定は、後座学による基礎研修会・勉強会と、交流ランチ会、森歩き、班別勉強会・相談会。
基礎研修では、昨年も講師を務めた地域林政アドバイザー・佐藤朝子さんが、日田林業の特徴を説明。なかでも驚くのが日田の林業従事者数で、2020年の国勢調査では「511人」と全国トップの水準だったとのこと。
原木の取扱量も、約73万8千立方メートルと県内トップ。市内7カ所に原木市場があり、市内だけではなく近隣エリアからの原木も日田に集まり、全国へと流通しているのです。
そんな林業王国・日田でも、林業従事者は減少傾向。担い手を増やすべく、ひた森の取り組みはもちろん、林業従事者を増やす「緑の雇用」の制度活用や、安全対策の強化、労働環境の改善などが図られています。
昼食交流と受講生の声
座学のあとは昼食交流の時間。
昨年も大好評だったジャンボ焼き鳥が今年もふるまわれ、鹿肉カレーと共に皆で味わいました。
お腹を満たした後は、雨の合間をぬってマルマタ林業の合原万貴さんが案内するに森歩きへ。
その後、林業者と受講生とで意見交換や質疑応答を行う、班別勉強会・相談会を行いました。
ここで受講生の声をご紹介。
5月に開催した中川雅也さんの講演会「しっかり儲かり、働きやすい造林・育林業を学ぶ」にも参加していたという受講生のひとりは、参加のきっかけを「造林事業への理解を深めたい。現在も林業事業に携わっているが、ひた森のように日田の林業事業者が集い、林業を学びたい人の反応も見れるのはとてもよい機会」と話してくれました。
最年少となる高校生1年生の受講生は、「バイトで薪割りなどをしている。卒業後は林業か自動車関係に就職するかで迷っています。今回の講座はそんなに難しくなく、とてもためになりました」とのこと。
他にも「新規事業として造林会社を立ち上げたい。造林の技術及び一緒にやってくれそうな人を探したいと考えてきました」「育林、造林に興味があり今後の活動に活かしたい」という人も。
さらには、「体験しながら取材のため」というプロの新聞記者まで!多様な動機ながらも、皆さんが日田の森や、造林・育林に興味関心を寄せてくれていることがうれしくなりました。
ちなみにこの日、取材をしてくださった西日本新聞社の床波昌雄さんの記事はこちらからご覧いただけます。
「ひた森勉強会2024」は来年3月にかけて全4回開催されます。
次回は実践研修として植林作業を学ぶ予定です。