北部九州の中央、日田の暮らしは森と共にあります。
連なる山々には豊かな森が広がり、清流が湧き、切り出された木々は、地域や日本の経済社会を支える資源として人々の暮らしを支えてきました。
日田の森は75% が人工林です。
植林の起源は延徳3年、日田市中津江村は宮園津江神社の境内で行われたご神木の「植栽」。江戸の天領 ( 幕府の直轄地) 時代には、「差杉使用御達」や「義務造林の制度」が推奨され、人工林が増加。現在は日田市の面積666平方キロメートルのうち人工林が75% ( 自然林を含めると83% ) を占めます。
豊かな森も、林業も、日田の暮らしも、過渡期にあります。
文明開花に戦後の高度経済成長を経て、日本経済のふくらみと共に大きく育った日田の森は、人口減少や社会変容、気候変動といった「変化」の渦中にあります。
ここから、より持続可能な道に向かい、歩むにはどうすれば良いか?
未来世代に、豊かな森と、産業と、地域の暮らしを引き継ぐにはどうすれば良いか?
過去から現在まで、日田の林業界は互いに力を合わせて林業を育ててきました。
次は未来に向けて、100年先も人と地域を支え、地球を潤す「森の担い手」づくりで手を組みます。
本日発足した協議会のビジョンやミッション、組織概要はホームページ(https://hitamoridukuri.com/)にてご案内しています。
皆さんどうぞよろしくお願いいたします。