【参加者募集】 育林・造林の基礎が学べる「ひた森勉強会」2024年度の受講生を募集します

こんにちは。ひた森広報チームです。
2023年度に初開催した造林・育林の基礎を学べる「ひた森勉強会」を今年も開催。参加者の募集を開始しました。

10月から3月にかけて開催する全4回のプログラムでは、林業の基礎を学びながら、「自然豊かで水や空気がきれいな場所で働きたい」「身体を動かすことが好きで田舎暮らしがしたい」という方の本格就業から、アルバイトや副業など、短期の就業を考えている方まで、経験問わず新規就業の希望もサポート。

林業とともに栄えてきた日田市で、長い時間をかけて大切に育てられてきた森林の多くが伐期を迎えた今、「造林」「育林」を担うひとりになりませんか?

林業がみえるまち。日田で林業の基礎を学ぶ

福岡市内から1時間ほどでアクセスできる日田市は、古くから林業で栄えたまち。東京23区(約618平方キロメートル)よりも広い、市内面積666平方キロメートルの83%が森に覆われ、そのうち75%が人の手で育てられた人工林です。

人口は約6万人。
林業に関わる人も多く、職種も多様。
木材の流通を担う原木市場だけでも7つあり、森林組合や製材所などで働く林業従事者はもちろん、甲子園出場経験もある「日田林工(大分県立日田林工高等学校)」には、その名の通り林業を学べる専門学科があり、林業を学び、生業としている人が多く暮らしています。

日田林業の概要は『Fore-Story日田林業の物語』からもご覧いただけます。

林業・まち・人に出会える研修会

「ひた森勉強会」は、500年の歴史を誇る日田林業の担い手が、「林業の基本」から「造林・育林の技術」をレクチャーする勉強会。2023年に初開催し、好評を博しました。

日田の林業界を盛り上げる多彩な顔ぶれとも出会える交流会から、移住希望者に向けた日田暮らし相談まで。林業とまちと人を知ることのできる絶好の機会です。

2024年度開催プログラム

<第1回 オリエンテーション&基礎研修>
日時:2024年10月19日(土) 10:00〜16:00
場所:田来原美しい森づくり公園 森づくり交流館(大山町西大山1595-6)
内容 :研修の全体説明とオリエンテーション
林業と暮らしを知る座学
造林・育林の担い手や森林所有者と語らう交流ランチ
日田の森を知る森歩き
移住定住に関する日田市等の支援策の紹介
個別相談会

<第2回 現地研修・実践研修>
日時:2024年11月9日(土)10時〜15時
場所:マルマタ林業 所有地(日田市前津江町)
内容 :道具類の利用法や作業内容・安全指導
植林・地ごしらえ・鹿ネットの張り方・安全対策などの模擬研修”

<第3回 実践研修>
日時:2024年12月14日(土)10時〜16時
場所:日田市内の山林(調整中)
内容:実際の造林・育林作業者の皆さんの指導の下、植林作業を実践

<第4回 バス研修>
日時:2025年3月1日(土)9時〜16時半
場所:大原グラウンド駐車場(日田市田島2丁目)からバスに乗車
内容:農林水産研修指導センターや博物館、ウッドコンビナート等を視察

※研修中お子様の預かり可能です。(バス研修を除く)
※現地までの移動は自家用車でお願いします。第2回〜第4回は各自昼食をご用意ください。

<お申し込み方法>
こちらの応募フォームよりお申し込みください。
フォームからのお申込みが難しい方は、ひた森までお電話またはメール(氏名・住所・生年月日・電話番号を記入の上、送信ください)にてお申し込みください。

担当:後藤、池田(ひた森の担い手づくり協議会)
電話:090-3325-1374
メールアドレス:hitamori@outlook.jp
定員:20人程度
締切:2024年10月10日 ※定員になり次第受付終了

2023年度参加者の声

「普段は人間関係にストレスのある職場に勤めているので、嫌気がさして林業の勉強してみたいと思ってきました。やってみるととても楽しくて、人間関係のストレスもなかった」

「正直、思ったよりもキツいと思いましたが、ふとした瞬間にとても気持ちよくて、何よりも楽しかったのでこれからも携わっていきたい」

「実際にやってみると大変さがわかり人手がいることも理解できました」

移住者にも人気!移住希望は日田市がサポート

福岡県と熊本県に隣接し、九州各地へのアクセスも抜群な日田は、県外からの移住者数は6年連続1位(平成28年〜令和3年度)で、住みたい田舎」ベストランキング(宝島社『田舎暮らしの本』)でも上位にランクインしています。

阿蘇・くじゅう山系など美しい山々に囲まれる盆地は、江戸時代には幕府直轄地の天領として栄え、歴史的な街並みや祭り、伝統文化が息づくまち。山々では豊かな自然を感じることができます。

日田林業への新規就業にあたり移住を希望する方は、移住前後の相談や、家や仕事探しにかかる宿泊費の補助(1世帯4人まで1泊7000円で最大3泊)、空き家バンク、移住者交流会など、多様なサポートを受けることができるので、事前に日田市商工労政課・移住推進係(0973-22-8383)へご相談ください。

また、日田では林業を軸に、製材・加工などの関連産業や、各業種を交えた新たな複合経営など、多様な働き方を叶えることも可能。

機器装備品や研修受講への助成など、林業に関する行政の支援策も大変充実しています。詳しくは林業振興課(0973-22-8212)へお問い合わせください。

造林・育林の新規就業はひた森がサポート

「造林」「育林」は、林業のなかでも危険が少なく、初心者でも参入しやすい分野です。

新規就業希望者の仕事と暮らしは、「ひた森勉強会」を運営するひた森の担い手づくり協議会」と日田市がしっかりとサポートします。

「ひた森の担い手づくり協議会」は森づくりの担い手となる人材を育成・拡大するべく、2023年8月に結成された団体。

過去から現在まで、互いに力を合わせて林業を守り育ててきた日田の林業界がタッグを組み、「100年先の日田にも豊かな森が広がり、森と共に生きる持続可能な暮らしが続くこと」をビジョンに、造林や植林を担う従事者(副業または専業)の募集活動や、技術習得支援、就労支援や独立支援、情報発信などを実行。

「造林」「育林」の担い手となる新規就業者へのフォローは、「ひた森」が担います。

「日田林業」の先輩はどんな人?

林業のまち・日田にはたくさんの林業従事者がいます。
ここではその一部として、「ひた森勉強会」でも出会えるキーマンに聞いた「日田林業のおもしろさ」を紹介します。

「資源があり、物流・交流の盛んな歴史のある日田林業ではありますが、その時代ごとに新しい事や人を巻き込みながら繋いできた町でもあります。川上から川下までのメンバー、そして住んでいる方々がこれほど山のことを考えている地域も他にないと感じる今日この頃です」(ヤブクグリ代表/マルマタ林業3代目 合原万貴)

「日田林業を支える皆さんは、初心者から社長まで、経歴も年代も階層も多岐に渡りバラエティーに富んでいて、関係産業の広さもあってか『林業』という単語が日常にあります。また、新しいことを始める人にも寛容な街です。皆さんのご参加をお待ちしています」
(日田市農林振興部林業振興課/地域林政アドバイザー 佐藤朝子)

「木材を山積みにしたトラックが公道を走り、製材所や市場も多い日田は、林業・木材産業が主幹産業であることを実感できるまちです。時代が変化し、森や木があることの意味や、林業の奥深さを知らない人が増えています。森ではその豊かさにふれ、日田のまちでは林業の全体を感じることができる。そんなおもしろさが日田の林業にあります」(ひた森の担い手づくり協議会会長/日田中央木材市場代表 諌本憲司)

森とふれあい、林業の全体を感じながら、日田の暮らしを楽しむ。
そんなきっかけを「ひた森勉強会」でつくりませんか?

皆さまのご参加をお待ちしています。

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